★今日何食べた?★
■7月6日 ■ いよいよ久米島出発の日。 朝6:40出発の飛行機のため、前日から一緒に行くお友達のおウチに泊まってみんなでタクシーで出発。 朝の4時にキョロちゃんの派手な目覚まし時計の歌声に驚き、すっかり目が醒めてしまった。 恐るべし!キョロちゃん効果! 羽田空港に到着してまずは朝ご飯を食べる。 旅行の私の定番として、食べるメニューは「天ぷらうどん」。 が、しかし天ぷらうどんって、朝の6時に食べるモノじゃないねー。その後地獄を見た私・・・。 今回利用する飛行機は、この時期だけの期間限定久米島直行便。 那覇で乗り換えすることもなく、直接久米島に行けるというすぐれモノ。移動の時間がかなり短縮できます。 ・・・がしかし、搭乗する飛行機を見たとたんちょっとガックシ。 なんだかシケた飛行機で、外側がさびてるし「これ本当に飛ぶの~???」と1発目の文句。 「久米島までの燃料足りないんじゃねーのー?」 「新幹線並みの大きさじゃーん!」 「シケてるなー」 と言いたい放題。ま、そうは言っても選択の余地なしなのでぶーぶー言いながらも飛行機に乗り込む4人組み。 しかし、文句を言ったバチが当たってしまった・・・。 離陸と同時にすんげーおなかが痛くなり、かなりつらい数十分を過ごす。 シートベルト着用のサインが消えないうちに席を立って化粧室へ向かう。座席が一番後ろで本当によかった。 そしてスッチーに「すいません、おなかが痛いんですけど・・・」と泣きつく私。 飛行機がシケてる、とか貧乏くさい、とか言ったバチが当たったに違いない。神様、ごめんなさい。もう絶対文句は言いません!アーメン。 スチュワーデスさんはすぐに操縦室に電話をしてくれて、これから数分後までの飛行機の揺れの予測などを聞いてくれたり、 薬をくれたり、とても親身になって心配してくれた。 おなかもとっとと痛くなくなり、その後爆睡。 今回ほどスチュワーデスさんにお世話になったことはありませんでした。 が、しかし、ふつー朝の飛行機って朝食がつくよねー。ジュースしか出なかったし、やっぱりシケてた。 2時間30分だかの飛行時間を終え、飛行機は無事久米島の空港へ! なんと時間はまだ9時半前!1日は長いぞ。うれしー♪ とても小さな空港だけど、南の島という雰囲気を空港全体で醸し出しており、とってもイイカンジ♪ この日の久米島は台風4号の影響で風も強く、そして湿気が多くてとてもムシムシしていた。 到着してチェックインまでの間、通称「久米宏号」という観光バスに乗って、島の名所を巡るツアーに参加。 (本当の名前は「久米宏号」ではなく「久米島サンシャイン号」と言うらしい。当たり前だ。) 観光バスといっても小さなマイクロバス。しかもこのツアーに参加したのは私たち4人の他に、多分ご夫妻(と思われる)の合計6人というバスの規模に合わせたかのような少人数。 ま、ごちゃごちゃしているよりもアットホームなカンジでとっても良かったよん♪ バスの車窓からの眺めは、マウイ島のカアナパリからラハイナへ向かうさとうきび列車からの景色とすごーくよく似ていると思った。 さとうきび畑が多いっちゅーことやね。 バスの運転手兼ガイドをしてくれたおっちゃんがこれまた気さくなイイ人で、とても楽しかった。 このおっちゃんはなんだかとってもだじゃれが大好きで(通称おやぢギャグ)、 最初は場を盛り上げるために大笑いしてあげていた私たちだったが、そのうちそのギャグにも飽きてきてしまって最後にはしぃーんとしてしまった。 やっぱおやぢギャグがウケるのは5回までだね、とおっちゃんに指導したい気持ち。 それはさておき、最初に向かったのは「五枝の松」。 この五枝の松というのは、国の天然記念物にも指定されている松で、日本の名松100選にも選ばれている美しい松。 とても大きくて、まるで木に神様が宿っているかのような印象を受けた。 それにしても暑いぞ。 セミがいっぱいないているし、トンボだか蝶だかわからない昆虫もいた。 ガイドのだじゃれおやぢも「こんな珍しい虫は初めてみた!」とかなり興奮気味で、 私たちにこのトンボの写真をとっておくようにしきりにススメていた。 しょーがないから1枚とってあげた。 次は「お化け坂」。 ここは、その名のごとく坂道なのだが、ボールを転がすと上に転がっていくという不思議な坂。 実際にバスのエンジンを止めて見てみても車は上に昇って行く。 なんでなんでなんで?これって目の錯覚?それとも不思議な磁石みたいなのがあるの? わけわかんないぞ。すごい不思議。 誰かこのナゾを知っている人がいたら教えてほしいっ! 不思議な気持ちを抱きながら次なる場所のパイン園へ。 過去数度の沖縄旅行では必ずパイン園に出かけていたが、今回のパイン園でのパインほどおいしいと思っことはない。美味!!天晴!! すごく甘くておいしいし、パインを食べても口の中がチクチクしない。 500円で食べ放題になっており、鼻からパイナップルが出そうなくらい食べた。食べた。食べた。 この時点で11時ぐらいだったけど、もうおなかいっぱい。 満腹感のままバスに乗り、次なる場所、久米島の泡盛「久米仙」の工場見学。 初めて知ったのだが、泡盛はタイ米を原料として作られているそうだ。 てっきり日本のお米で作っているものだとばかり思っていたのでビックリでした。 工場見学につきものの「試飲」がかなり楽しみな私たちだったが、 案の定、試飲コーナーではいろいろな種類の泡盛を試し、かなりイイ気持ち。 調子こいてハブ酒まで飲んじゃったよ。 お土産に久米仙のミニボトルまで頂戴し、かなりご満悦♪ もっとじっくりと腰を据えて泡盛を試飲したかったけど、後ろ髪を引かれる思いで次なる場所、比屋定バンタ(パンダではない)へ。 バンタとは沖縄の方言で「崖」の意味らしい。 ここは断崖絶壁の上に位置しており、ここから見下ろす東シナ海はとてもとても美しい! 水平線をぐるっと見渡すことができ、ガリレオだか誰だかじゃないけど、「地球は丸い!」と実感するひととき。 あ~、早く泳ぎてぇーーーっっ! 比屋定バンタを後にして次は畳石&海ガメ館へ。 海ガメ館は最初全然期待していなかったスポットだったが、 小さな海ガメからものすごくでっかい海ガメたちが水槽で気ままに泳いでおり かなり気に入ってしまいました。ケンカしてる海ガメたちもいた。 畳石とは、溶岩が固まって亀の甲のような形状をした岩が海岸線に敷き詰められている珍しい場所。 ひとつの石の大きさは直径1mぐらいもあり、かなりダイナミックだった。 きれいな貝殻もたくさん落ちていたけど、 結局私は自分では拾わずに、ガイドのだじゃれおやぢが拾ってくれた貝を全部横取りしてしまった。 畳石の近くのお店で昼食を取る。メニューは沖縄そばセット。 ゴーヤチャンプルーもついており、ものすごくおいしかった。 大好きな「こーれーぐーすー」もたっくさんかけたし・・・。 ビールもウマかった。やっぱ沖縄料理、大好き!VIVA! 沖縄♪ 食事を終えてホテルに向かう。 ちょうどチェックインの時間(2時)に間に合うようなタイミングのこの久米宏号でのツアーはかなり有意義でした。 ホテルはかなり期待して行ったんだけど、案内された部屋に足を踏み入れたとたん文句の嵐!!!! だいたいさー、リゾート・ホテルのくせしてエレベーターもないなんてどゆこと?? おまけに合宿所のようなこの部屋の狭さは何なんだ???? 南の島のリゾートでこんなに狭い思いをするなんて!もしかしてここは従業員用の部屋か????? おまけに天井からかなり低い位置までぶら下がっている電気!身長の低い私ですらぶつかっちゃうじゃないか!邪魔だ、邪魔! 部屋の便箋がぐしゃぐしゃに収納されているのはどゆこと?これで手紙書けっつーのか!! どうして施設案内がないんだ??? どうして冷蔵庫の冷凍コーナーは霜がたくさんついてるんだ????氷が作れないじゃないか! 部屋の壁にはヒビが入ってるぞ!浴槽の外側も壊れてるぞ! ・・・・と施設はかなりイケてないっっ!!! 怒り爆発だったが、文句を言ってまたバチが当たるとやなのでとりあえず黙る。 でもさ~、こんなんだったらリゾートホテルじゃなくて「ペンション」って名前変えた方がいいんじゃないか? ま、どうせ部屋には寝るときしかいないからいっかー、ということになり早速水着に着替えてビーチへ向かう。 ちょうど2時ごろは干潮の時で、かなり遠くまで潮が引いておりシュノーケリングができる水量じゃない。 海岸沿いをひとしきり散歩した後はホテルのプールでひと泳ぎ。 プールは浅いコーナーと深いコーナーの2つに分かれているみたいだったが、入ってビックリ! どっちも浅いじゃねーかー!!!!!こんなに浅くて何をしろってんだ?????? これはリゾートホテルのプールじゃないぞ!ただのファミリープールだぞ、おい! ・・・ここでも怒り爆発モードだったが、文句をいうとバチが当たるので、とりあえずまた黙る・・・。 プールサイドで地ビールを飲み、のんびりくつろいで時間を過ごしたが、海岸で友達が拾ってきた体長10cmぐらいの大きな巻貝が、なんと!貝殻ではなく中身が入っていることが発覚し、しかもこの貝、触覚のようなモノもついており、色もかなりグロテスクで、 それが友人のバッグの中からニョロン・・と出てきていたのを見て大騒ぎ! 私も拾ってきた小さくてきれいな巻貝は大丈夫かな・・・?と不安になって見てみたら なんと、ヤドカリが住んでいた・・・。 このまま部屋まで持って帰らなくてよかったよ~。 夕方になって日差しも少し弱くなってきたようなので、再びビーチへ。 勿論、先ほどのヘンな貝とヤドカリくんは海へと帰したのでありました。 潮が満ちてきており、さっそくシュノーケリング。 しかし、台風4号の余波がまだ残っており、海はにごっていてお魚を見ることができなかった。 おまけに1日暑かったためか、海水がものすごく暖かく、さながら波のある温泉状態。 しばし、海に浸かって時間を過ごす。温泉でも何でも、やっぱ、海はいいねぇ~。 VIVA!海! 海から上がってシャワーを浴びて、夕食はプールサイドでのバーベキュー。 お肉、お魚、エビ、地鶏・・・など盛りだくさんでしかも全部おいしくてかなり満足。 が、しかし本当はこれらの他にほたてやイカなどもついているはずなのに、すっかりそれが忘れられており、 締めの焼きそばを焼いた時点でそのことに気が付き、係の人にもの申す。 まぁ、この時点でかなりおなかもいっぱいになっており、料金も差し引いてくれたので寛大な私たちはまだまだご満悦♪ ・・・こうして久米島での初日の夜は過ぎて行ったのでありました。 いろんな旅行記のトップへ